100年以上続くスポーツ!

5月24日は「ゴルフ場記念日」。

1903年明治36年)のこの日、日本に初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」がオープンしたことにちなんで制定されました。

イギリスの貿易商アーサー・ヘスケス・グルームは日本の士族の娘と結婚して神戸に居を構えていたが、とりわけ六甲山の自然を愛した方でした。その眺望の素晴らしさに山荘を建て、友人たちを誘って避暑地としてしていたグルームは、手鎌で草を刈り取るなどして3年間かけて仲間たちとゴルフ場を作りました。

この時グルームは50歳を超えていましたが、ゴルフの経験はなかったそうです。

100年以上前の明治時代にはヨーロッパから様々なスポーツが日本に伝来しましたが、そのひとつがゴルフになります。ゴルフ以外にも明治時代にはサッカーやテニスといったスポーツも日本に伝わったそうです。

 

ちなみに、日本のゴルフ場の数は2,442で、アメリカ17,672、イギリス2,752に次いで世界で3番目に多いです。

ゴルフをやったことのない人でも、ゴルフのボールを入れるカップの場所にピンが立っているのを見たことはあるのではないでしょうか。

あのピンの正式名称は「旗竿」であり、英語でも「フラッグスティック」となっており、なぜピンと呼ばれているのかが不思議ですよね。

 

実は昔はピンには旗が掲げられていたのではなく、カゴがぶら下がっていたそうです。カゴは風邪を通す形状をしているため、ゴルフ場での強い風に耐える為に適した形状でした。

そして、そのカゴの形が婦人用の帽子を髪に溜めるための長いピンに似ていたことから、ピンと呼ばれるようになったのです。

ピンにもちゃんと語源があったのですね!

日本のカップインの音は独特です。

ゴルフの経験がある人にはわかるかもしれませんが、ボールをカップインした時の音ってとてもいい音がしますよね。

あのカップインした時の「カラン!」という心地よい音色がカップインの達成感をよりかき立てているといっても過言ではないでしょうか。

 

しかし、実はカップインした時にあのような音が鳴るのは日本のカップだけだって知っていましたか?

日本のカップにボールが入ったときにいい音が鳴る正体は、いい音が鳴るように底に反響板と呼ばれるものが入っており、さらにカップ自体がステンレス素材を使用した金属製だからなんです。

 

それに比べて海外で使われているカップは安価である樹脂製のものが多いため、カップインした時の「カラン!」という音が鳴らないようになっています。

ゴルフの海外ツアーなどがテレビで放送されていることがありますので、音が鳴っているかどうかを確認してみてください。